■今後の執筆活動の予定は……?

 この問い合わせに対する回答は、常に変化してしまう運命にある。これは、筆者の気まぐれというわけではなく、仕事の状況が刻々と変化しているからだ。
 今回のものは3度目の修正版ということになるが、内容的にはそれほど大きな違いがあるわけではない。そもそも、ここ数年来の執筆に対する基本姿勢は「現時点で、新たに著書となるような予定も企画もない」が続いているのだ。
 それでも、気分と状況が許せば新刊に向けて「執筆中!」という時期もあった。その時点では言行不一致となってしまうわけだが、そのときは忙しさの中で没頭しているため、HPのことにまで気が回らない。つまり、今回のように気が回ったときは、必然的に執筆から遠ざかっているときなのである。
 コンピュータ関連の書籍は、一時期に比べて大幅に需要が低下しており、著者のみならず出版社、流通業者、書店……にとっても魅力がなくなってきているのが実情だ。そういう状況下でも売れる本は実在するのだが、筆者として書きたいもの、書けるものという分野が合わないとなかなか……。
 新日本プログラミングとしては、これまでにも一般ユーザーにプログラミングの楽しさを伝えようと、ソフトハウス主導でないオリジナルの本格ゲーム『おたすけ忍風伝』を作成したり、突然の企画〜発売となった『Delphiゲームプログラミングのエッセンス』に集中してみたり、さらには『パソコンLOVE!』という異色な著書にもチャレンジした。いちおう、地道な活動をしてはいるのである。
 ただ、世の中「思い通りには動かない」ものであり、一概に新刊を出せばよいというものでもないようだ。とりあえず、現在は新刊よりも『パカイ・クエスト』を進行させたい気持ちが強い。その割には、超スローな更新ペースで実行が伴わないのだが、見捨てずに応援してください……ネッ!

2004年9月13日 記