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[その82] 更新日:2019年5月12日

ようこそ

新日本プログラミング

人目の訪問者 殿

◆◆◆ ご挨拶 ◆◆◆

 本日のご来場、まことにありがとうございます。故事や格言・ことわざの類には、素直に納得させられる内容が多い反面、例えば「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と「君子危うきに近寄らず」のように、結果任せのご都合主義的なものも少なからずあります。
 よく知られた「例外のない規則はない(There is no rule without exceptions.)」にしても、これ自体が規則の真理なら「例外のない規則もある」ということになり、まったくもって無意味な言葉遊びとなってしまうわけです。ただし、それを補完するかのように「矛盾」という故事から転じた熟語も存在しており、トータルして丸く収まる「そつのない構成」となっているのです。
 そんな邪推をしないことを前提にして、十代のころから人生訓としていたのが転禍(てんか)という言葉です。正確には転禍為福(てんかいふく:禍転じて福と為す)なのですが、自己解釈としては同類の「人間万事塞翁が馬」と混用していたかもしれません。
 いずれにしても、すべての結果をポジティブに受け入れる…ということです。お蔭で、失敗による挫折感もなければ、神が与えた試練と重く受け止めた経験もなく、身体にストレスという負荷をかけずに済んだような気がします。
 とはいえ、こんな深層心理を知らない第三者には、単に「のん気」「ノー天気」なお気楽者、あるいは典型的な「総領の甚六」という烙印を押されることも日常茶飯事です。そして、それを気にしないでいられるのも、これまた転禍の精神の賜物といえるでしょう。

 ところで、誰しも口論をした経験はあると思いますが、お酒が入ったり性格的に譲れないタイプの人の場合、不幸にして事件にまで発展するケースもしばしば耳にします。争いの原因は、客観的に見ればその場限りのどうでもいいことなのですが、互いに論破しないと意地とプライドが…となれば騒動は大きくなるばかりです。
 ここで相手に花を持たせて「言いたいヤツには言わせておけばいい!」と引き下がれるのが本当の勇者。しょせんは場末の「うたかたの論戦」なのです。一時の優越感に浸って喜ぶべきなのか、その程度の人物と内心で逆評価を下すべきなのか…問われているのは勝敗より度量です。
 人間は、他人と競って勝利したと感じることで幸福度がアップする感情の動物です。例えば、自らをピエロ役の恋敵と思わせたり、バカなそぶりを演じてみせることで、相手の喜び指数を増幅させることができます。逆にいうと、あえてそうすることで相手の反応を引き出せば、人物レベルを見抜くことが可能なわけです。
 実は、世界に誇る忍者の使命も、基本となるのはこうした心理操作にあります。当然、演じる術者が人生をかけて臨まなければ、途中でバレてしまいます。そんな術者をして、ようやく真意を理解できることわざ…それが「負けるが勝ち!」なのでした。
 視点を変えれば腹黒い性格のなせる技にも思えますが、最後まで相手は勝利感と優越感に浸っているのです。これこそがウィンウィンの原点であり、丸く収まる秘訣といえるでしょう。
 …と、術をかけた側が思い上がっていると、実は術にかかったフリをしているだけ…と、逆一本を取られていることだってあるのです。とかくこの世はキツネとタヌキの化かし合い。化かし合いなら争いにならない…ということを誰かに教えたくなりませんか?


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