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◆◆◆ ご挨拶 ◆◆◆ |
本日のご来場、まことにありがとうございます。かつて…といっても、かなり昔の1956年ころのお話です。リアルタイムでの記憶かどうかは不明ですが、世間では「♪ここらは近ごろ物騒だ…」という歌詞の流行歌(←曽根史郎:若いお巡りさん)がヒットしていました。 昔もそれなりに物騒な世の中だったのは確かですが、あのころの物騒はせいぜい「財布の有り金を全部寄こせ!」というレベルです。それどころか、帰りの電車賃だけは残しておくという粋な強盗もいたそうです。人間味のかけらもない現代の卑劣な不届き者と比べると、多少なりとも理性があったような気がします。 そんなことを思い浮かべながら、見知らぬ電話やメールにはいつもピリピリと対応していたにもかかわらず、昨年5月にカードの不正利用に遇ってしまいました。半年後に全額保険でカバーされたものの、正規のリンク先アドレスを示したまま詐欺サイトへ誘導されたような…おぼろげで曖昧な記憶しかないのです。ウ〜ン…どうにもこうにも情けない! さらに年末の忙しいときに、たまたま反射的に出てしまった非通知の電話。これが市役所の保険年金課を語る絵に描いたような詐欺電話でした。厚労省から払い過ぎた医療費を返還する通知が届いているはず…という「ありそうな話」から始まり、時間を置いて三井住友銀行の本店営業部まで登場してくる、典型的な劇場型詐欺の世界を体験することになったのでした。 いくら最初から怪しいと感じても、撃退するためには確実な裏付けが必要です。ということで、相手の猿芝居の合間に、本物の市役所に電話で確認を得ました。もちろん、結論は間違いなく詐欺なのですが、そうとは知らない間抜けな掛け子役。台本通りにニセ銀行員を装って、神妙な声で電話をしてきたのでした…。 「正体はバレてんだヨ…この忙しいときに詐欺電話なんかするナッ!」ガチャーン。これでオシマイです。たぶんうまくダマせたと思っていたのでしょう。またしてもの非通知を指摘された上に、意に反して大声で怒鳴られて、返す言葉もなく電話口の向こうで黙り込んでいただけでした。 こうして敵の台本にはない幕切れで落着しましたが、不快な気分だけはしばらく残りました。本当に油断もスキもならない危ない世の中。ついつい「♪日本は近ごろ物騒だ…」と口ずさみたくなってしまいます。 あの日以来、登録していない電話、非通知の電話には絶対に出ないようにしています。それが唯一で確実な対策なのです。未登録の方でも、本当に用件のある場合には留守電にメッセージを入れてくれるから大丈夫です。どうにもこうにも面倒な時代になってしまいましたねェ…。 ということで、少しは明るい話題にしましょう。かつての名機「PC-8801mkUSR」といえば、新日本プログラミングにとって最大の恩人ならぬ恩機であることは、知る人ぞ知るところです。そんな歴史の重なるパソコンが、この夏ごろに電波新聞社からミニPCとして復刻されるというのです! もしかすると、私の過去の作品類も何らかの形で協力をすることになるかもしれません。現時点では未確定情報の域を出ませんが、そういう可能性の俎上に載っただけでも、過去にPC-8801シリーズに関わって生きてきた人間として光栄に思っています。 実は、当初は冒頭の物騒な問題が起きた余韻と、趣旨を理解するのが面倒だったこともあり、半信半疑のまま「お断り」をしていたのです。ただ、その後に自分なりにキチンと調べた結果、納得どころか「ここで全面協力をしなかったら男じゃない!」とまで意気に感じたのでした。 そんな勘違いのストーリーも、これまた私とPC-8801との最初の出会いにも通じる「何か」が作用していたような気がしてなりません。これまで無縁だった点と点が線になるのか、それとも運命の糸が細すぎて切れてしまうのか、未来のことは知りようもありませんが、久しぶりに昔を振り向いてワクワクしている自分がいるのでした。 ※ HPの表示サイズはブラウザの条件によって異なります。 ※ 動作不良などの不具合を発見された場合には御意見箱からご指摘いただければ幸いです。 ※ 当HPは過去を懐かしむ遊び心によって継続されており、最新のプログラミング・ワールドを紹介するものではありません。悪しからずご了承ください。 |