〜〜〜〜 ちょっと一言ご挨拶(2019.5.12)〜〜〜〜
この「近ごろの若者は…」を口にするご老人は、状況に応じて「この歳になると…」という便利語(?)を使い分ける…ようになる。なぜ便利語かというと、身体的衰えに対しては理にかなった言い訳となり、浅識の披露には年の功という箔をつける効果があるからだ。
でもネ…いつの時代も言い訳は見苦しいし、年齢が知恵をつけるわけでもない。単に月日が経過しただけの身体と、日ごろの鍛錬とケアを怠らなかった身体では、衰えの内容に天と地ほどの違いがある。年齢だけが衰えの要因ではないのだ。
それに、人生において本当に見識に値する経験や勉強・探求をしてきた人間は、不用意に知ったかぶりなどはしない。能ある鷹は爪を隠す…というが如し。それだけに、そんな知的背景を感じる本物の人格者を目にすると、年齢に関係なく信頼と畏敬の念が生まれてくる。
ということで、まるで言行不一致の見本品みたいに、この歳(←もうすぐ70歳)になると…と便利語のお世話になるのであった、コホン!
すなわち、年齢的に同世代の多くはリタイアしているということなのだが、正社員のサラリーマンが当たり前という時代を生き抜いてきたので、大半はそこそこの出世(←といっても海外駐在や子会社の幹部程度)をしての老後だ。世にいう「平均的な中流」という世代である。
となると、話題の中心は趣味のゴルフやお酒、過去の経歴披露に悠々自適の日々の自慢。あるいはマスコミから得たマメ情報の交換や、時間つぶしにも似た習い事での失敗談で笑いを誘い合う。もちろん身体劣化はすべて歳のせいにして衰え談義に花が咲く…ワイワイ。
そんなご老人たちを批判・非難するつもりは毛頭ないないけど、悲しいかなその輪の中に入り込めない自分がいる…のだ。だって、どの話題にも明るく楽しい夢のある未来がないんだもん!
語り合って楽しいのは、現在進行形で「何ができて、どこに向かっているか?」ということ。もしもそれが自分にはないワクワクする行き先だったら、これからの人生に刺激と勇気をもらえるでしょ。
そんなこんなで、定番メニュー≪腹筋600回+腕立て100H(256)回+6km走≫のトレーニングをする環境にない田舎暮らしが増えたので、このところ60mダッシュを6本…可能な限りすることにしている。
スピードは間違いなく全盛期より遅くなっているという自覚はあるけど、タイムを計測しているわけではないので、客観的な状況がわからない。そこで、先日遊びに来た娘婿(30代半ば)に併走してもらい、どんなレベルで走っているのかを撮影してもらったのだ…が。
まずは、笑顔で老人に付き合って走ってくれたことに感謝だネ。いつも孤独のランナーだから、横で走ってくれるだけで楽しさが倍増するんだ。またよろしく…ネッ!
…で、改めて気づかされた走力の衰え。ハッキリしているのは、年齢のせいではない…ということ。これは完全なる練習不足だネ。だって、短距離の全力走は長いことしていなかったから…。
こうなれば、次なる機会に備えて「もっとももを上げとストライドを伸ばす!」ことを意識してダッシュ練習をしなければなるまい。フ〜ッ、また忙しさが1つ増えてしまった。。。