■ ご挨拶:第69回(2015年6月17日)■ |
|
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ |
|
PC-8801もマシン語プログラミングも、想い出がいっぱい詰まった懐かしいテーマではあるが、さりとて未来への展望が開ける素材には決してなり得ない。映画や音楽、漫画や小説、ファッションや流行…といったコンテンツ自体に「時代への順応性」があるものは、いつの日か復刻・リバイバルという未来形が存在するが、コンピュータに限らずハードウェアに直結したものは前進あるのみ。過去の遺物となったものが復活し、再び活躍する場面は想像すらできない。 個人的に情熱を傾けられるのは、そこに未来への楽しみがあるものに限られる。それはたとえ小さな世界の出来事であっても、また他人には価値観が理解し難いものであっても、未来へつながる何かがあれば生きがいとなり楽しいのだ。 …で、畑で作物を育てるのは収穫という夢があるからだが、実はアイデア次第でいろいろな夢を付加させることができる。現在は、その追加したほうの夢を実現させることが無性に面白い。
元々は畑に水源がないので貯水タンクを置こうとしたことに始まる。最初はタンクを設置する台座が必要になり、次には屋根を設置しよう→農具も置けるようにしよう→休憩もできるようにしよう→レトロなバス停風にしよう→貯水タンクをトトロにしよう→ネコバスも作っちゃおう→遊び心でバス停も用意しよう…というふうに、次々と夢が膨らんでこうなってしまったのだ。
実は、そんなフロンティア的な野良仕事に興味を抱いた人物がもう一人いる。それが、誰あろうこのジョゼフさんなのだ。なんと自ら開墾して京人参を育ててみたいというから驚いてしまう!
小雨降る夏に種を撒いてから2ヶ月弱。ようやく葉っぱが15cmほどに成長したところだが、土中の人参はどうなっているのだろう。寒い冬が来る前にちゃんと収穫できるのだろうか? 他人事ながら、そんな不安と期待が入り混じって、これまた小さな楽しみとなっているのである。 |
|