■ ご挨拶:第66回(2014年9月20日)■

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 本日のご来場、まことにありがとうございます。私事ながら、栃木の田舎を管理するようになって早や10年余り。夏は雑草との闘いに明け暮れて休む間もありません。うだるような暑さの中、刈っても刈っても次々と新しい草が生えてきて…いつも思うのです。この逞しい元気エネルギーのエキスを抽出してドリンク剤に活用できないものかと。。。

 そんなとき「例のインタビュー本はその後どうなったのか?」という問い合わせのメールが届きました。それほどまでに当HPを期待して待っている方がいるとはつゆ知らず、汗にまみれながらの忙しさに更新を先送りにしていたことを反省し、こうしてあわてて本文を書いているのでした。ということで、ジョンさんの書籍情報については「ご挨拶集」の前回分のところに、写真入りで詳しく掲載してあります。

 ところで、最近になってFacebookをする友人が増えてきたようなので、5年以上前にアメリカの知人に誘われて参加したまま放置状態にあったものを改めて活用しようと試みました。ところが、気がつけば完全に出遅れた初心者。旧友たちが積極的に画像をアップしたり投稿したり「いいね!」を押したり…で、面倒くさがり屋の私にはそれこそが大きな驚きでした。

 例えば「いいね!」を押したり押さなかったりしたら、それは「上から目線で評価をしているのではないか?」とか、逆に「いいね!」をされたら「コメントを返さなければ失礼になるのではではないか?」とか、今度はこちらが「いいね!」でお返しをしなければ…などと、ついつい客観的に自分の反応を見てしまう別の自分がいるのです。いうなれば、著述業ならではの俯瞰目線の習性なのかもしれません。

 極論すると、そこには単なる情報発信者と受信者という図式を超えた新たな人間関係が生まれてしまうということです。やがては義理チョコならぬ「義理いいね!」をするようになり、どうにも面倒で大変なことと思えるわけです。

 LINEもそうですが、SNSにはどこかしら村社会に戻るような側面を秘めており、単に旧交を温める便利な先端ツールと捉えきれない…微妙な不安材料があるのは周知の事実です。そんなわけで、実はポイント目当てのショップ以外にはまだ一度も「いいね!」をしたことがないのです。

 とはいえ、何かと便利であることは間違いなく、近況案内やメール代わりには人並みに利用することも稀にあります。情報を発信している友達の姿を知ることも大いに楽しみです…けど、こちらからの情報発信は気が向いたときにポツリポツリというレベルかな。だって、HPと内容がダブってますます忙しくなりそう…なんだもん。。。。。


〜〜〜〜 ちょっと一言ご挨拶(2014.12.8)〜〜〜〜

 実は、アマゾンで販売中の『The Untold History of Japanese Game Developers: Volume 1』の画像と、前回紹介した見本品とのカバーデザインが全く異なっているのだが、さらに10月になっていずれとも違うデザインの本書が再び見本品として送られてきた…レレレ?

 最初は3部作の第2部が完成したものと思っていたのだが、ページを開くと見覚えのある中身ばかり。こうなると性格的に「なんだかとっても気になってしまう!」ので、ジョンさんに問い合わせたところ…

 ※ 最初/P:300部限定のスーパースペシャル版(多分に贈呈専用品?)
 ※ 今回の本:1000部限定の特別版(表裏にカバーデザイン)
 ※ アマゾン:一般向けのシンプルデザイン

ということであった。なるほど…ジョンさんの遊び心だったのわけか。いつも「どこかに遊び心」がモットーの私としては、これを知ってとてもうれしい気分であった。しかも、クリスマス期間だけアマゾンでも限定特別版を提供するという。これまたジョンさん流の遊び心だねッ!

 ところでFacebookの「いいね!」の件だが、結局は何度か「いいね!」をしたりされたりするようになってしまった。もちろん本心から「いいね!」を押したものが大半だが、ここだけの話…いくつかは案じたとおりの「義理いいね!」。でも、マァわが母校の第二校歌にも「義理がすたればこの世は闇だ…」とあることだし、そういうものも含めてFacebookということなのでしょう。

 では、当HPとFacebookとではどちらが閲覧されやすいのか…よくわからないけど、とりあえず内容をダブらせて掲載してみることにした。どんなものでしょう???

 内心は、こんな穏やかな心境ではなく命がけの大冒険。いかに完全防備したつもりでも、スズメバチの大群がブンブン身辺を舞っているだけで心は怯む。しかも、どこから入ったのか防虫ネットの中に迷い込んだスズメバチが一匹!!

 あわてて両手で叩きつぶしたけど…冷や汗タラ〜リ。もっとも、残暑の中で真冬のような格好をしていたのだから、本物の汗はそれ以上にタラタラ〜リで全身ビッチョリ。

 Facebookではあまり長丁場の文章は書けないので、すべてを画像にまとめて仕上げている。個人的には自由にレイアウトできるHPのほうが好きなんだけど、それゆえに見るのが面倒と感じる人もいるかもしれない。いずれも一長一短ということで「めでたしめでたし…」としておこう。


〜〜〜〜 さらに一言ご挨拶(2025.10.17)〜〜〜〜

 あの夏以来、スズメバチの巣を見かけたことはなかったのだが、今年の夏「やけに大きなハチがブンブンしているなァ」と感じたことがあった。とはいえ、どこにあるやも知れないハチの巣を捜し回るほどヒマではない。いずれシーズンが終わればいなくなるだろう…。

 そんな甘い考えでいたところ、何の因果か偶然か、8(ハチ)月8(ハチ)日の午後3時(お八つの時間)ころのことだった。ちょうどお昼寝タイムが終わって、午後の作業に取り掛かろうと勝手口から外へ出て、何とはなしに空を見上げたその先に…それはあった。

 いつから製作を開始したのかは不明だが、すでに直径30cmほどになっているスズメバチの巣。このまま放置しておけば、ますます巨大化していくに違いない。見れば、無数の働きバチが行ったり来たりして、一生懸命に巣作りをしている真っ最中。ウヒャァ〜!

 発見してしまった以上、このまま放置しておくわけにはいかない。午後の作業内容を、急遽ハチの巣退治に変更する。テレビなどでは「素人は手を出さずに専門業者を呼ぶ方が安全」とアナウンスするが、二度目ともなれば多少の経験値はあるのデス。ということで、何のためらいもなく防虫ネットをかぶった普段の作業スタイルで処理にかかった。

 今回は、スズメバチ専用の高価な殺虫スプレーは用意しない。通常の殺虫スプレーでも、相応の効果があることを前回の処理で知ったからだ。巣に向けてシューッとかければ、専用品でなくてもあわてて逃げるか落下するかのどちらかだ。まれに向かって来るのもいるけど、臨機応変…矛先をハチに向ければ一目散で逃げてゆく。

 こうして、元気なハチを追い払ったところで、長い棒でつついて巣を壊す。もちろん、お家の一大事なので逃げたハチが次々と舞い戻って来るけど、守りたいのは建設中の新居のほう。棒を持つ元凶までは、ハチの頭脳レベルでは混乱して気が回らない…たぶん。

 それに、ハチに限らず昆虫の目は数メートル先はボンヤリとしか見えていない…という説もある。本当のところは虫の視力検査をしないとわからないけど、視力よりも触覚・聴覚・嗅覚のほうが能力的には高そう…な気がする(←よう知らんけど)。

 それでも、こちらも用心しながらの遠隔操作。長い棒で一気に完全破壊とまでは至らなかった。さらに、しばらくの間はハチの残党共がお家再興を目指して復興作業を続けに来るのだ。

 もちろん、その間はこちらも同じ要領でハチの巣退治を繰り返すだけ。どちらが先に諦めるか、いうなればススメハチとの根競べだ。そんなこんなで、およそ1ヶ月後が経過したころ、しぶとかったスズメバチの残党共も、ついに一匹も寄り付かなくなったのであった。

 再び「めでたしめでたし…」としたいところだが、こびり付いたハチの巣の残骸が、まるでボンドで固めたかのように張り付いている。これが、デッキブラシでゴシゴシしても一向にきれいにならないのだ。さらには、下のコンクリート面には落下したハチミツが汚く染みついている。

 こうなることがわかっていれば、事前に古いブルーシートでも敷いておいたのだが、今さら悔やんでも後の祭り。素人さんは、いつだって失敗の後でしか気がつかないのだ。やっぱり、二度目くらいの経験値では「ド素人」から「ド」が取れた程度ということ…だネ。