〜〜〜〜 ちょっと一言ご挨拶(2013.8.3)〜〜〜〜
私にとってトレーニングは趣味を通り越して人生の一部のような存在だが、小学生のころは身体の線も細く虚弱なイメージであった。父親に言わせると「影が薄くそのうちフェードアウトするように死んでしまうのではないか?」と心配したそうだ。
ところが、小学5年の夏休みのある日のこと、家の裏庭に一匹の小さな犬が迷い込んできたことをキッカケにして、人生の一部となるトレーニングがスタートすることになったのだ。偶然にも、その事実を記録した4歳年下の妹(1960年当時小学1年生)の絵日記を発見した。
日付を見ると8月26日。その日から両親を必死になって説得し、ようやく「雨の日も風の日も雪の日も…朝夕には必ず犬の散歩をする」ということを条件に、迷い犬の飼育を許可してもらったのであった。許可が出るまでに3日。背景には、これで虚弱な私が健康体になれるかも…という親の淡い期待もあったようだ。
こうして首輪を付けられたチビと共に、私は毎日走るようになったのである。残念ながら、子犬と思っていたチビは老犬だったらしく1年ほどで死んでしまったが、新たに血統書付きの柴犬を買ってもらい走り続けたのであった。
その柴犬(←ウテナという化粧品のような名前)も高一の秋にフィラリアにかかって死んでしまったが、夕方になると同じコースを一人で走るのが習慣となった。といっても、距離は1.5kmほどしかないのでクラスではいつも二番手という存在。もしかすると、トップでなかったことがその後も気楽に半世紀以上も継続している要因となったのかもしれない。ということで、64歳になった今日も気楽に…という割にはヨレヨレになるまで頑張ってしまうが…走ってこようっと!