〜〜〜〜 ちょっと一言ご挨拶(2012.8.18)〜〜〜〜
プロレスのオールド・ファンならともかく、ミル・マスカラスの全盛期の体型といっても大半の人にはイメージできないかもしれない。単なる筋肉マンなら、レスラーでなくてもマスカラス以上に鍛え上げた身体を誇る者はたくさんいる。しかし、それだけではカッコイイとはいえないのだ。というわけで、まずは憧れの全盛期の雄姿を見てもらいたい。
正確な撮影時期は不明だが、おそらくは40年ほど前に撮られたものだろう。元々はボディビルで鍛えたとされているが、天賦の才能と思えるのが肋骨の形。これがいわゆる「ハト胸」で、大胸筋の厚みを一段と強調している。しかも、引き締まった腹部へ至る傾斜がナチュラルで美しいのだ。
いくら腹筋や大胸筋を鍛えても、肋骨の形状まで変えることはできない。あまたのボディビル上がりのレスラーも、若き日の藤波辰巳のようにトレーニングで作り上げた身体も、あるいは実弟のドス・カラスでさえも…あの肋骨がもたらすビューティフルな上半身にはなれなかった。
そんな肋骨どころか、お遊び程度の筋トレしかしていない私が、全盛期のマスカラスの体型を目標とするなど「身の程知らず」もいいところなのだが、憧れるのは自由。努力するのも自由。いつかはなれると信じるのも自由。とにかく前へ進みたいというだけのこと…だ。
…で、どこまで前へ進んだのかというと、今日現在(2012年8月18日撮影)でこんなところ。まだまだ発展途上…というより「63才にしてはいいほう」という程度かな?
ちなみに、私より7才年上のマスカラスはたまにレジェンドとしてリングに上がるが、天性の肋骨の形状こそ変わらないものの覆われた筋肉は脂肪化して…さすがに「ウ〜ム」という状態。どうやら体型を維持するだけのトレーニングはしていないようである。
でもネ…私は今日も腹筋500回と腕立て伏せ200回をして、全盛期のミル・マスカラスの体型になろうと本気で努力しているのですヨ!