■ ご挨拶:第60回(2012年2月15日)■

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 本日のご来場、まことにありがとうございます。トレーニングが趣味だから…かどうかはわかりませんが、ここ数年いろいろな方から「ご自愛ください」というメッセージを受けることが多くなりました。自分の身体を徹底的にハードに鍛え上げたいのに、まるで甘やかさんばかりの「ご自愛」とは笑止千万…と意に介さなかったのですが、耳を傾けるべきであったかもしれないと反省をしているところです。
 というのは、秋も終わりかけたころから左目に変調を来たしたからです。具体的な症状や病名はともかく、それほどまでに紫外線や過激な運動(←そう自覚したことは一度もない)が目に悪影響を及ぼすとは、不覚にも考えたこともありませんでした。
 あのモーレツな暑さの中、ギラギラ輝く太陽を正面に受けながら意識朦朧となるまで何時間も走り続けたことが、鍛えることのできない目にとってさぞや辛かったのでしょう。無言の悲鳴を上げていたのは、生爪が剥がれたり血豆のできた足ではなく、痛みを見せない目だったのでした。
 もちろん紫外線防止のサングラスをかけてはいたのですが、汗を拭くことでネジが緩んで壊れ…最後には面倒になってはずしてしまったのです。今にして思えば…大失敗!
 とりあえず、結果は12月に675km(月間自己新)を走ったことで、年間トータルで4326kmとなったものの、こういうオマケ付きでは喜びも半減どころか「喜べない!」という気分です。年間2011kmを目標にスタートしたのに、なぜにこんなに張り切ってしまったのだろう???
 タイム的には那須烏山マラソン(ハーフ)で1時間42分21秒(←前回より約7分短縮)、30kmの練習走行で2時間44分、ほぼフルマラソンの42kmでも苦もなく4時間25分で走れるようになり、それなりに成果と充実感があったのですが…ウ〜ム。
 …と迷える子羊になってしまったので、今年はプールで泳ぐのをやめ、走る回数も半減させ、距離も6kmに減らし、ひたすらわが身を「ご自愛する」ことにしたのです。でも、ご自愛って時間的にも気分的にもゆとりができて、気楽でノンビリしていていいねェ…クセになりそう。。。
 おっとっと…そうはいっても「いつかはなるゾ…全盛期のミル・マスカラスの体型!」という永遠の目標まで諦めたわけではありません。腹筋500回と腕立て伏せ200回は、平凡に過ごした1日の締めくくりに相応のノルマ。マ、これでマスカラス体型になれるのなら苦労はないけど、だからこそ永遠の目標であり続けるわけです…ネッ!


〜〜〜〜 ちょっと一言ご挨拶(2012.8.18)〜〜〜〜

 プロレスのオールド・ファンならともかく、ミル・マスカラスの全盛期の体型といっても大半の人にはイメージできないかもしれない。単なる筋肉マンなら、レスラーでなくてもマスカラス以上に鍛え上げた身体を誇る者はたくさんいる。しかし、それだけではカッコイイとはいえないのだ。というわけで、まずは憧れの全盛期の雄姿を見てもらいたい。

 正確な撮影時期は不明だが、おそらくは40年ほど前に撮られたものだろう。元々はボディビルで鍛えたとされているが、天賦の才能と思えるのが肋骨の形。これがいわゆる「ハト胸」で、大胸筋の厚みを一段と強調している。しかも、引き締まった腹部へ至る傾斜がナチュラルで美しいのだ。
 いくら腹筋や大胸筋を鍛えても、肋骨の形状まで変えることはできない。あまたのボディビル上がりのレスラーも、若き日の藤波辰巳のようにトレーニングで作り上げた身体も、あるいは実弟のドス・カラスでさえも…あの肋骨がもたらすビューティフルな上半身にはなれなかった。
 そんな肋骨どころか、お遊び程度の筋トレしかしていない私が、全盛期のマスカラスの体型を目標とするなど「身の程知らず」もいいところなのだが、憧れるのは自由。努力するのも自由。いつかはなれると信じるのも自由。とにかく前へ進みたいというだけのこと…だ。
 …で、どこまで前へ進んだのかというと、今日現在(2012年8月18日撮影)でこんなところ。まだまだ発展途上…というより「63才にしてはいいほう」という程度かな?

 ちなみに、私より7才年上のマスカラスはたまにレジェンドとしてリングに上がるが、天性の肋骨の形状こそ変わらないものの覆われた筋肉は脂肪化して…さすがに「ウ〜ム」という状態。どうやら体型を維持するだけのトレーニングはしていないようである。
 でもネ…私は今日も腹筋500回と腕立て伏せ200回をして、全盛期のミル・マスカラスの体型になろうと本気で努力しているのですヨ!