■ ご挨拶:第57回(2011年5月12日)■

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 

 本日のご来場、まことにありがとうございます。まずは東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧・復興を願っております。  かくいう私にも、いろいろな方から安否や状況の問い合わせがありました。幸いにして軽微な被害で事なきを得ましたが、3月11日から1週間ほどは精神的にトレーニングを楽しむ心のゆとりがありませんでした。今はよく走り、よく泳いでいますけど…ネ。  今年は元旦から連日21kmを走ったことで、つい1ヶ月の走行距離の記録更新を目指してしまい、寒さにもめげず1月だけで630kmを走破しました。特に後半は11日連続で360km。42kmを2日続けたこともありました。もちろん、その間も水泳や筋トレをするわけですから、まるでトレーニングのために生きているような感じでした。  走る距離は今でも21kmが基本単位。正直なところ、2時間近く同じところを走ると疲れる前に飽きてしまいます。そこで、最後の1.5kmをタイムトライアルにして遊ぶようにしました。6分13秒がこれまでのベストタイムですが、もう一息頑張れば5分台も出そうな気がしています。これは1500mだけを練習していた数年前と同じようなペース。人間の身体って、鍛えればいつまでも進化するもの…と改めて実感しています。  いっぽう、水泳のほうはバタフライを下手なりに泳げたことで、クイックターンと背泳ぎを制覇して自己満足に浸りたい…と欲が出てしまいました。といっても、背泳ぎのセンスがかけらもなく、大きな壁として目の前に立ちはだかっていたのでした。  ところが…なんということでしょう。無料のレッスンを何度受けても光明さえ見えなかった劣等生が、レッスン後にあまりの未熟さに声をかけてくれた見知らぬオジさん(失礼…年上か年下かもわからないのです)からの一言で、その10分後にはギクシャクしながらも25mを一気に泳ぎきってしまったではありませんか…ワ〜オッ!?  これが先週(5月6日)のことです。おそらくは、それまでの基礎レッスンが見えない部分で有効に働き、ピンポイントの助言で一気に開花したのだと思いますが、これには本人もビックリ仰天雨あられ…久々に感動と興奮の一瞬でした。とてもとてもうれしかったです。ありがとう、笑顔で教えてくれたやさしいオジさん。。。


〜〜〜〜 ちょっと一言ご挨拶(2011.9.21)〜〜〜〜

 いつも走っている柳瀬川の土手。春には桜が満開となり、ちょっとした花見の名所となる。そして夏…芝生のように見える河川敷は背丈ほどの雑草で覆われ、流れる川面をも隠す。そんな夏草も秋にはきれいに刈り取られて、桜の木の下には彼岸花がヒッソリと咲き乱れるのだ。 

 これは1月29日午後2時前の光景。42kmに向けてスタートして2kmを少し過ぎたあたり…。右手にドリンク、左手には汗ふきタオルを持ち、片道1.5kmの道のりを14往復…時間にして5時間近くを黙々と走り続ける。走り終えるころには、真っ暗闇の月明かり頼り。真冬の北風がウィンドブレーカーの中まで吹き込み、かじかんだ手がストップウォッチのボタンを押すのももどかしい。
 寒さと疲労でメゲそうになったとき、自然と口ずさんだのが『紺碧の空』だった。学生時代に勉強をしたという記憶はほとんどないが、こういう応援歌が身体のどこかに残っていたんだね。勉学以上に価値あるもの…それを真の教育というのかもしれない。