■ ご挨拶:第51回(2009年1月4日)■

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 本日のご来場、まことにありがとうございます。月日が経つのは、自覚が追いつかないほど早いものです。ハッと気がついたときには、周辺環境も人間模様も大きく変化していることが少なくありません。それだけに、過去の思い出がイメージを壊さずに継続していると、うれしさと共に大きな安堵感を覚えます。
 新日本プログラミングが、すでにプログラミングを通じて未来への夢とロマンを語るという状況にないことは周知の事実ですが、ベースがパソコンの世界である以上、パソコン自体の進化と変化に左右されるのは止むを得ない流れといえます。
 でも、実はそんなことはどうでもよいこと。プログラミングは、あくまでも自己表現における1つの手段であって永遠のテーマではないのです。人生最大のテーマは、どこかへ向かおうとするファイティング・スピリットを持ち続けること…。

 ということで、参加申し込みをしていた2009年の東京マラソンですが、やはり…というか当然といいうか、倍率7倍の抽選にハズれてしまいました。残念ッ!
 ハズれたことを嘆いても仕方がないので、その1週間前(3/15)に開催される荒川市民マラソンにエントリーしました。こちらのほうは先着順なのでエントリーは即確定。悪天候でも開催されるようですが、あえて自然と勝負するつもりはないというのが人生観です。とりあえず、自己都合(寝坊や体調不良)による敵前逃亡だけはしない…予定デス。
 いずれにせよ、かの有名芸能人がチャレンジしているアースマラソンに比べたら足許にも及ばない小さな目標ですが、あくまでも比較は過去の自分。未体験ゾーンへの初挑戦ですから、それなりに不安を感じながらも内心はワクワクしているのであります。


〜〜〜〜 ちょっと一言ご挨拶(2013.12.10)〜〜〜〜

 東京マラソンのほうは、何度もハズれて申し込むのが面倒になってしまった上、参加に対する情熱も失せてしまったので、あえて書こうと思うことはない。
 もちろん、プログラミングに未来へ向かう夢とロマンがあったのも過去のお話なのだが、個人的にプログラミングを楽しむというスタイルであれば、あの時代のPC-8801シリーズというのは今でも現役で遊ぶことができるマシンだ。要は発表する機会を求めなければいいだけのことなのだ。
 福岡県久留米市に、難病と闘いながらそんな楽しみ方を実践している方がいる。決して現在のパソコンを否定しているわけではなく、ただ制約のある世界で工夫とアイデアを重ねることに面白さを感じているのだという。まさにマシン語ワールドの真骨頂といったところ…。
 実は、久留米市には義父母のお墓があり、年に一度はお墓参りに訪れている。それならば、私が猪木さんに肩を組んでもらったような写真を…ということになり、先月出向いた際に一緒に撮ったのがこの一枚。

 拙著をボロボロになるまで愛読してくれたり、アセンブラなどを通販で購入してくれたお礼の気持ちもあるが、それよりも忘れ去られた旧型のパソコン(PC-8801シリーズ)が難病の痛みを一瞬でも忘れさせてくれているという現実に、少しでもエールを送りたい…というのが本心だ。
 全ての拙著は、決して「徒然なるままに」執筆したものではないが、その瞬間に閃いたものを文章化したものが大半。なのに、そこに家訓にするほどの名文があった…と褒められれば、こちらが詳細を覚えていないだけに恥ずかしい反面、それほどまでに真剣に読んでもらえたことに対して素直に感謝をしたいと思う。
 本を書くときも、プログラムを組むときも、筋トレをするときも、走るときも…いつも全力を出し切って余力を残せないタイプなので、その瞬間の成果を評価されるのは、たとえお世辞半分にしてもうれしいもの。早い話…典型的な単細胞人間なのだ。