■ ご挨拶:第52回(2009年3月18日)■

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 本日のご来場、まことにありがとうございます。いつもながらの他愛のない挨拶文ですが、いちおうはストーリー性を意識しながら書いているのであります。
 ということで、3/15に開催された荒川市民マラソンには寝坊も遅刻もすることなく無事に参加いたしました。夢だったアンダー4(3時間台)は叶いませんでしたが、その言い訳は当HP内のどこかでコッソリとすることにして、フルマラソンの厳しさを実感したというのが実情です。最低限の目標としていた完走(←完歩ではない!)だけは達成したい…という一心で、給水所で栄養補給に立ち止まった以外はトコトコと最後まで走り続けたのでした。
 ネットタイム(スタート地点通過からゴールまで)は4時間35分44秒。前日の雨はウソのように消え、真っ青な空に太陽がさんさんと輝く初夏の気候に、人一倍薄い面の皮は一段と真っ黒に焼けてしまいました。
 折り返し地点を1時間57分台で通過し楽勝の予感が脳裏をよぎったのですが、後半は完全に失速してヨレヨレの状態に…。帰りの電車では、気分が悪くて立ってもいられずにしゃがみ込み、生まれて初めて女性に席を譲られるという失態を演じてしまいました。ホント、情けないッス…。
 そんなこんなで、帰宅後には「もう二度とフルマラソンには挑戦しない!」と力なく宣言したのでした…が、翌日にはアッサリと前言を覆して「また来年の東京マラソンに申し込んでみる!」と心変わりしていました。勝ち逃げならともかく、負け逃げでは自分で自分を許せない…から。

 もしかして、これがマラソンの魅力っていうやつでしょうか。まだ有森選手の言った「自分で自分を褒めてあげたい」という気分も、Qちゃんの言った「とっても楽しい42.195kmでした」という気持ちも味わっていないのです。まだまだ夢を追いかけていきたいです…ネッ!


〜〜〜〜 ちょっと一言ご挨拶(2012.11.25)〜〜〜〜

 ここでは目標を「アンダー4」と記していたが、最近では「サブ4」のほうが一般的らしい。どちらにしても大差ないような気もするが、この時点で得た情報ではなぜか「サブ3」の次は「アンダー4」だったのだ。今では「アンダー4」はほとんど耳にしないが、何かそうなる理由でもあったのだろうか…なんて妙に気になっているのである。
 それはさておき、前年にハーフ(21km)の練習を1度しただけでフルマラソンに挑むとは…滑稽なほど無謀であったかもしれない。とてもカッコイイ勇者のすることとは思えないが、そこには確実に未知の魅力という甘い誘惑があった。

 誘惑は甘くてもプロセスはキツい。しかも、東京マラソンには何度エントリーしても「ハズレ」ばかりで、いつの間にか参加意欲も失せてしまった。練習では42kmを2日続けて走ったこともあるが、公式大会への参加はもしかするとこれが最初で最後…と断言はできないが、もはや「未知の魅力」はない…。
 ところで、本文で気になったのは「言い訳は当HP内のどこかで…」という部分。いったいどこでどういう言い訳をしていたのかと思ったら、この「ご挨拶集」第4回での「ちょっと一言ご挨拶」がそうであった。
 こんな些細なこと、書いた本人以外は誰も気にしないかもしれないが、改めて読んでみると終盤の苦しさが目に浮かぶ。そして、再挑戦という夢が一瞬ではあるが膨らんだ…けれど、他にも未知の夢がたくさんあるので急速にしぼんでしまった。とりあえずは、残り火として灯しておこう。