■ ご挨拶:第26回(2002年8月5日)■

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 本日のご来場、まことにありがとうございます。これまで、HPの更新といえば新たな内容の追加というスタイルで拡大化を図ってきましたが、このあたりで少しばかり整理をしようと思います。つまり、どこかで聞いたような「破壊なくして創造なし」を実践しちゃおうというのです。

 というのは、時間の経過は心境の変化をもたらすだけでなく、情報として古くなったり、内容的に不人気なものが明確になるなど、自分自身でも不満を感じるようになったからからです。まずは表面だけでも化粧直しをしよう…ということで、ちょっぴり雰囲気を変えてみました。

 実際に新しい企画が登場するのは、もう少し先になりそうです。当面は従来のものを見直し、落ち着いたら徐々に衣替えをするという形で推移していく…と思います。


〜〜〜〜 ちょっと一言ご挨拶(2021.7.13)〜〜〜〜

 このどこかで聞いた「破壊なくして創造なし」というフレーズは、知る人ぞ知る破壊王・橋本真也選手の残した言葉。残念ながら2005年に若くして亡くなってしまったが、闘魂三銃士の中では最もファイトスタイルが好きだった。

 その橋本選手と、実はデビュー前に会話をしたことがあるのだ。あれは、確か1984年8月の終わりころだったと思う。
 退職直前の勤務先(カーメイト)の全社員総会(←のような集まり)がサンシャインビルであり、その帰り際に池袋駅へ続く路上で新間寿著『リングの目激者』を立ち売り(投げ売り?)する2〜3名の男性がいたのだ。その一人が、デビュー直前の橋本真也選手だった。

 おそらく、売れなかった書籍の在庫処分を強要されたのだろう。意を汲んで購入したところ、別の男性が「彼は来月デビューするんです!」と教えてくれた。あのとき、なぜサインを書いてもらわなかったのかと、今でも思い出すたびに悔やまれる。

 そんなことを久しぶりに振り返りながら、土手のブロックをコツコツと並べること半年。ようやく南の端まで到達したのであった。

 当初は、これが目指していた完成形だったのだが、期待していたほど見た目がよくない。土手を越える際にも登りにくいし、これでは単なるブロックによる土留めそのものだ。

 そういう目線で現状を見ていると、やはり次なるアイデアが浮かんでくる。とはいえ、半年かけた作業と似たようなことを再現するのかと思うと、どうにもこうにも気が重い。ということで、1ヶ月ほどはウジウジしていたのだが、過去は忘れて再スタートだッ!

 まずは土手の角にブロックで階段を造る。道路沿いのブロックは、そのままでは低いブロック塀になりかねないので、内側に土を入れて構造物としての花壇にすることにした。土手側には農業用のあぜ板を竹で支え、無粋なブロックを視線から避けるよう工夫した…つもり。

 この竹は敷地内の竹やぶから伐採して切り分けたものだが、1本から50〜60cm幅分しか取れない。ということは、少なくとも60本前後の竹を切り出さなければならないことになる。ヒェ〜ッ!
 とはいえ、1日に使うのは1〜2本分。その日の必要量だけを考えていれば、大した作業ではない。明日のことは明日考えればよいのだ…。

 これは花壇の土も同じこと。それなりにきれいにするためには、すべて「ふるい」でゴミや小石を取り除きフカフカの状態にしなければならない。バケツに換算すれば数百杯分だ。これまた想像上は大変な作業となるけど、気長にコツコツとやっていればいつかは終わるサ。

 そんなこんなで、半年の予定が1年近くかかってしまったが、ようやく南の端まで無事にたどり着いたのであった。

 アレ、まだ完成していないではないか…と気づいただろうか。花壇の土は半分も入っていないし、よく見れば奥のほうにはまだブロックむき出し(上の石がない)部分もある。

 その理由は、このあたりで再び別のアイデアが浮かんできたことにあった。もちろん、現在ではすべて仕上がっているけど、つい同時進行で違う作業に取り掛かってしまうのは日常茶飯事。誰に頼まれたわけでもないので、典型的な自業自得といえる。

 おそらく、心のどこかにまだゲーム制作者としての何かが残っているのだろう。不必要な遊び心が、こんな土木作業中にも表に出てしまうのである。それはいったい…??? ≪…続く…≫