■ ご挨拶:第24回(2001年7月23日)■

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 本日のご来場、まことにありがとうございます。前回の更新から、あれよあれよという間に1年半以上の空白ができてしまい、本当に申し訳ありませんでした。新日プロは倒産したのではないか…とか、いろいろなウワサや憶測もあったようですが、こうして元気にしておりますゾ!!

 もっとも、今回の更新はただそれだけを知らせたいがためにしたようなもの。期待に応えるほどの内容になっていないのが、ちょっぴり残念なところです。やりたいことは山ほどあるのですが、それを形にするだけの時間がなかなか…。と、言い訳をするのは見苦しいものです。だって、多忙というより、ただ生活に追われているだけなのですから…ね。もっと、闘魂を発揮すべきと反省しておりますデス。

 というわけで、久しくご無沙汰していたトレーニングを、大好きな夏が来たこともあって再開しました。例によって、8kgのダンベルを使ったウェイト・トレーニングをしてから、近くを流れる柳瀬川の土手を約2.5kmばかり走っています。
 でも、足首の痛みもあって昔のようにスマートには走れません。土手の上だけに、ドテドテ…なんちゃって。ア、これって完全なオヤジギャグでした。果たして、次回は洗練された内容で更新できるのでしょうか。不安な雰囲気が漂う新日プロからお伝えいたしました。


〜〜〜〜 ちょっと一言ご挨拶(2021.3.19)〜〜〜〜

 ビジネスというのは、商圏規模が拡大している時期は好景気の恩恵を受けられるが、いつまでもそれが続くわけではない。どこかで必ず飽和状態になってしまうからだ。
 ちょうどバブル崩壊となった1900年代ころから、それまでバブル経済の一翼を担っていたコンピュータ業界にも秋風が吹きだした。そんなコンピュータ業界の片隅で、しかもバックのない個人として仕事をしていたのだから、経済状況が悪化するのは当然のことである。

 1991年には『PCマガジン』が事実上の廃刊となり、大手である小学館系列の『ポプコム』も1994年に廃刊となった。時期を同じくして啓学出版が倒産し、アスキーでさえも1992年にインプレスと分裂してガタガタと崩れ落ちてしまった。
 追い打ちをかけるように、出版不況という更なる逆風にさらされ、どんなにもがいても溺れそうになるばかり。かといって、一家の大黒柱なのだから沈没するわけにはいかない。

 ということで、この時期はタクシー・ドライバーのアルバイトをして必死に窮地を凌いでいた。芸は身を助くというけど、社内トップの売り上げで金銭的には大いに助けられたね。さらに視点を変えれば、職種としての世間の評価、陰で聞こえる友人・知人の本音…等々、貴重な体験と勉強をさせてもらったような気がする。
 そんなこんなで、平凡なサラリーマンには味わえない面白い人生となっているのだが、現在こうしていられるのは、すべからくご先祖様のお蔭。病気をしない頑丈な身体には、そんなご先祖様の期待が込められている…のかもしれない。

 そうした想像上の期待に応えてイメージした博多人形ケースの上部空間。この狭いスペースで思い浮かんだのは、なぜか初代『ドラゴンクエスト』の戦闘シーンだった。

 背景にある風景は、ほぼDQの戦闘シーンを具象化したもの。それとなく「テロ〜ン・テロ〜ン…」という懐かしいBGMが聞こえてくるだろうか?
 少なくとも、戦闘風景を作成中の私の耳には明確に聞こえていたのだ。だからこそ、人形ケースの裏側にスピーカーを埋め込むという発想につながり、さらには戦闘シーン以外の多種多様なBGMが流れることになったのである。今では数百曲がループ再生されている。

 最終的には、一匹のモンスターではなくゴチャゴチャ出現となってしまったのだが、それも含めて自分なりのイメージの世界。もしもその自由さがなかったら、クリエイティブな面白さがゼロになる…という くらいクリエイティブ・ワークにおける自由さは重要なのである。

 こうして完成した戦闘シーンのジオラマには、さらにそれにふさわしい空がなければならない。その空となるのは、あの『不思議の国のアリス』風ジオラマの蒼い月夜から連続している壁だ。

 下は夕焼け、上は青空、左に続くは蒼い月夜…と、すべては配置を考慮しながら描いた壁紙。左側にはラッパを吹くウサギさんが見えるね。個別の高さの面でも、いちおうは違和感がないように考慮して作られているのだ。

 となると、気になるのは残された右側部分のジオラマということになるが、これはアイデアとパーツは揃っているものの、残念ながら製作開始には至っていない。あのウサギさん並みに、四六時中忙しくて忙しくて…どうしよう。。。