〜〜〜〜 ちょっと一言ご挨拶(2021.3.19)〜〜〜〜
思わず「エッ、新たな企画って何?」なんて聞きたくなってしまったけど、たぶん新刊に関連したことなのかなァ…という低レベルなことに違いない。ただ、当時はいろいろと生活環境の変化もあって、もがき苦しんでいたのは事実。
ただ、いつも思うのだが「もがいていると…もがいているのに慣れてしまう」ので、すぐにそれが普通と感じてしまうのだ。順応性があるのか、のん気なのか、アホなのか…そんな分析をするより、目の前にある「なすべきこと」をクリアするので手いっぱい。いわゆる単細胞人間なのかもしれないネ。
そして今、ここで「なすべきこと」は博多人形ケースをイメージに沿って仕上げること。ベースとなる加工のほうは終わっているので、残りは背景用紙をきちんとセットして、独自の世界観を目に見える形にするだけ。簡単といえば超簡単な作業だ!
味気ない博多人形の世界が、自然たっぷりの秘密の空間に一変し、たくさんの妖精たちに囲まれ祝福を受けている…ような気がするでしょ。このゴチャゴチャ感は私の脳内構造そのもの。それがどう評価されようと、そんなことは知ったことではない。
こんなシチュエーションで、こんなふうに照れくさそうに一輪のお花を渡そうとする。エッ、それよりダイヤモンドの指環がいいだって? それを言っちゃァ…オシマイよ。現代の世の中では無理かもしれないけど、美学というのは人の気持ち。理解できるかできないか、それは個々のセンスの問題だ。
このゴチャゴチャには、見えないところにもいろいろなキャラクタたちが隠れている。それを探し出すのもゲストの楽しみ。といっても、写真では「見えないところは見えないまま」なので、奥に潜んでいる隠れキャラを紹介しよう。
とりあえず、これで博多人形の加工は完了。一件落着となった…かと思いきや、ケースの上部がガラスのままでは秘密の空間にふさわしくない。ゲストの目線では、ガラスを通して夕焼け用の用紙が丸見えになってしまうからだ。
ではどうするか。ケースの上側をカバーする何かを考えるしかないのだが、実はこちらのほうが先に考えられていた。だからこそ、BGMを流すためのスピーカーを背面に取り付けていたのだ。
天板の上には、いったいどんな世界がイメージされていたのだろうか。これも一種のアイデアの連鎖なのだが、いつも何かを考えると別の何かが思い浮かんでくる。そして、私の忙しさは終わることなく膨らんでいくのであった。ア〜ァ…忙しい。。。