〜〜〜〜 ちょっと一言ご挨拶(2020.6.30)〜〜〜〜
いちおう『ご挨拶集』ということでHPの挨拶文を掲載しているけど、どうにもコメントに値するほどの内容ではない。現在も都知事選の真っ最中というところに若干の縁を感じなくもないが、そもそもが東京都民ではないし…ね。
ということで、廃屋小屋リフォーム工事の最終回。前回、棚と一緒にミニロフトを新たに加えたと軽く触れたが、これは横になれるスペースが天井下にあったら、こっそり「うたた寝」ができるのではないか…なんて妄想をしたことがキッカケだ。
そのためにロフトに昇り降りできる「はしご段」も後に作ったんだけど、最終的には買い置きした板材の収納スペースとなってしまった。だって、そんな場所がなくたって「うたた寝」はパソコンの前でいつもしているから…。
ともあれ、基本的なリフォーム工事はほぼ完了したので、大工道具や部材を保管するためのチマチマした収納スペースをこしらえて、めでたく完成の日を迎えたのであった。
現在は、埃まみれで放置されていた江戸時代やら明治時代の家具などをきれいに磨いて、当初の予定通りに物置として使っている。
ちなみに風呂用椅子は汚れて使わなくなったもの。それをマジックリンでピカピカにし、孫が喜ぶように背面に隠れミッキーを描いた再生品だ。サッシを上げれば、期待通りに「お店屋さんごっこ」をして楽しんでくれる。じいちゃんは、それがウレシイのですヨ!
雑草で荒れていたジャングルをクワやスコップで開墾して畑にするのも、廃屋をリフォームして有益な小屋にするのも、完成後のイメージに向かって歩むという点では、実にプログラミングに共通したプロセスであると思う。
こんな未知への挑戦的なステップが楽しく面白いというところに、それとなくプログラマーとしての血が流れ続けているような気がするね。それとも一種の職業病かな?
井戸の周辺も含めて、この光景こそが6年前に描いていた脳内イメージ。よく「普通は専門家に頼むべき仕事」と言われるけど、こうしたイメージを正確に伝えることは不可能に近い。しかも、途中で仕様変更や追加の思いつきがたくさんあると、大工さんだって面倒でイヤになってしまうのだ。
実は、そんな気持ちを遠い昔に味わったことがある。それはゲームを自分の感性で自由に作っていた「古きよき時代」が終わり、ワケのわからないプロデューサーだのディレクターだのがゲーム制作を支配するようになったときのこと。充実していたプログラミングが、なぜか少しも面白くなくなってしまった…という苦い過去の体験だ。
たとえ内容が同じであっても、自らのクリエイティブな発想で実行するのと、他人の指示で動かされるのではモチベーションが全然違う。何事も可能な限り自分でするようになったのも、これまたプログラマー時代に味わった紆余曲折の心理が影響しているのかもしれない。