■ ご挨拶:第15回(1999年2月6日)■

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 本日のご来場、まことにありがとうございます。当面の目標として、全部のボタンに[NEW]マークを点滅させたかったのですが、目標が達成すると落ち込んでしまうので、それは次回以降の楽しみとすることにいたしました。

 ところで、1月31日午後4時4分、われらがジャイアント馬場さんが他界されてしまいました。これは新日本プログラミングにとっても、非常にショッキングなニュースでした。あの存在感は、とにかく他の追随を許さない別格のもの。まだまだリングの上に立つと思っていただけに、とても残念なことです。心よりご冥福をお祈りいたします。

 いろいろと時代は動いていますが、新日本プログラミングは今後もテーマゲームである『おたすけ忍風伝』をターゲットに、できる限り活動していきます。ぜひとも、ワールドワイドな自己表現の手段として、知的で楽しいゲーム創作の世界を満喫してください。


〜〜〜〜 ちょっと一言ご挨拶(2020.6.30)〜〜〜〜

 あの日から20年以上が経過し、猪木さんでさえ「病気ですか〜ッ?」が似合う時代になるとは…月日は確実に流れていると改めて知らされる。人間って、みんな衰えて…いつかは死んじゃうんだね。

 ここだけの内緒の話。私は150歳まで生きるつもりでいる。だから、まだ半分も生きていないことになるんだけど、それでも80年後には死んでしまう。果たして、それまでに全盛期のミル・マスカラスの体型になれるのだろうか?
 …なんて否定的に考えたことは、実は一度もない。単に「なりたいから努力をしている」だけ。そういうのを夢というのだ。諦めれば空想、追いかければ夢。夢多きオジさんはいつだって忙しい…。

 建築資材というのは、決して木材だけではない。多種多量のビスは当然だし、塗料や砂・セメントなど必要に応じて何度もホームセンターに行かなければならない。運ぶのは、もちろん自家用車。シートを倒して汚れないようにブルーシートを敷いて…しかも安い店を選んで購入するのだ。
 電動工具などは概して通販のほうが安いが、ショップブランド品のほうが安いこともある。素人のDIYなのだから、高価なプロ用の一流メーカー品は欲しくても我慢をするしかない。そういった買い物に対しても知恵を絞らないといけないので、時間ばかりがどんどん過ぎて行く。

 屋根を改修してから1年以上が経過したにもかかわらず、目立つのは自作の扉を実装しただけ…のように見えるけど、建物の基礎を手ごねのセメントで構築したり、雨どいやサッシを取り付けたり、目立たない部分にも時間は費やしている。ただ…丁寧だけど、手際が悪いので仕事が遅いッ!

 実は時間がかかる理由がもう1つある。それは元々が簡易住居なので、ベースとなる柱がきちんと垂直に立てられていないのだ。そのため、古い柱を覆うように新たな板で垂直補正をしなければならない。これを怠ると、歪んだ家となる前に建てること自体が難しい作業となってしまうのだ。
 そんなこんなで、壁一面という平らな状態にするだけでも一苦労。そのたびに、アイデアと見えない工夫を凝らさなければならない。しかも、埋没する部分にはできるだけ廃材を使い、費用の節約を図るのが貧民ならではの必要条件。マ、それもまた楽しい時間なんだけどネ。

 いろいろ不満を感じながらも、少しずつ確実に前進をしている。外壁の内側には、ちゃんと防水防湿シートを張ってあるが、これは母屋のリフォーム現場を見て覚えたものだ。現在では、こうしたシートを張るのが木造住宅の標準なのだそうだ。

 このあたりまでは仕上がりの外観を早く見たいこともあって、無垢の1×4材をビス止めしてから塗装をしていたのだが、これだと屋根との境目など場所によっては塗装がとてもしにくい。ということで、徐々に面倒でも先に塗装をするようになった。結果として、そのほうが手早くできる…と学習したのだ。 

 こうして、ようやく3年がかりで外壁をリフォームし終えたのである。いかにも完成間近のように思えるけど、扉を開ければ柱がむき出しのまま。地面は砕石こそ敷いたものの、これでは単なるガラクタ置き場にしかならない。本当の勝負は内装にかかっている。まだまだ先は長いのだ…。

 ついでに、このオマケのような飛び出したポリカ屋根は、コンクリート部分に雨が当たらないように自作したオリジナルのもの。これがないとかなりの雨が吹き込んでしまうからネ。
 その後にやって来た台風でも吹き飛ばされなかったから、まずまずの完成度と自画自賛しつつ、何だかんだで1週間を要してしまった。それでも、こんな思いつきの作業を平気で工程に組み込めるところがDIYのよいところ。何をやっても材料費だけで「手間賃はゼロ」である。