■ ご挨拶:第12回(1999年1月17日)■

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 本日のご来場、まことにありがとうございます。世紀末の新年にあたり、心機一転してホームページを更新いたしました。といっても、永遠に完成しないテーマパークと同じで、少しずつ変化をしているといった状況です。

今回の特徴は、これまであった「最新情報」を廃止したことです。実際、それほど重要な最新情報が更新のたびにあるはずもなく、またこの挨拶欄で書くこともできるというのがその理由です。その代わり、念願の「RPG秘伝の書」という企画をスタートさせました。

 すなわち、一般ユーザーが「ゲームを作るためのテーマゲーム」というコンセプトで開発した『おたすけ忍風伝』に、いよいよ本格的に役割を果たしてもらおうというのです。市販の3Dバリバリで動くRPGも、グラフィックの裏側では「数値のやり取り」がゲームを進行させています。

 ついつい、そうした本分を忘れて見かけのハデさに目を奪われがちですが、これらはグラフィックスに投入した資金と人材の問題にすぎません。RPGの基本は、あくまでも数値操作のバランス感覚にあるのです。

 新日本プログラミングが、あえてオリジナルRPG『おたすけ忍風伝』を開発したのは、RPGの基本ロジックをマスターしてもらうためです。ぜひ、ワールドワイドな自己表現の手段として、ゲーム制作という知的な創作活動の世界を楽しんでください。


〜〜〜〜 ちょっと一言ご挨拶(2019.9.26)〜〜〜〜

 どうでもいいことだけど、この『おたすけ忍風伝』のタイトルに用いた「おたすけ」という、一風とぼけたネーミング。これは作品中に登場するマリモン(←拾った卵から誕生する心強い仲間)に助けを求めるところに由来している…というのがオフィシャルな見解だ。

 もちろん、そんなことに誰も興味を示していないことは百も承知の上なんだけど、実はこれは表向きの理由であって本音ではない。

 かといって、大それた本音があるわけではなく、性格的にどこか「ズレた感性を楽しみたい」という不真面目な側面が出てしまっただけのこと。早い話、品行方正で真面目一辺倒な人物にはなれないのだ。きっと、これが持って生まれたキャラなんだろうネ。

 およそ40年ほど前の話になるけど、1980年にカーメイトに入社した際にも、そんなズレたキャラが見え隠れしている。翌年に発行されたカーメイト社内報が、こうして手元に残っているのだが…。

 背表紙には、入社とほぼ同時期に発売された期待のカーエレクトロニクス製品『CX-10 デジタルセンサー』の画像がある。アナログメーターが主流の時代に、後付けで回転数/電圧/温度/時計…などをデジタル表示するという斬新な商品だ。

 NECのPC-8001の発売が1979年。そんな時代に4ビットのオリジナルCPUを、このCX-10のために独自設計したのだから、その本気度はかなりのものがあったに違いない。

 それが新規ルート開拓という新たな職務につながり、さらにはパソコンの黎明期と重なってソフトウェアのマーケットが拡大して…と、自分の人生に直結して摩訶不思議な展開をもたらしたのだ。未来とは、何と予測不能な世界なのだろう。

 もちろん、その社内報にもご多分にもれず新入社員の紹介コーナーがある。となれば、意気込みを語る挨拶文が掲載されるのは当然の成り行き。そこでは新人らしく真っ当な内容で「一生懸命頑張りますので、どうぞよろしくお願いします」となるのが一般的なのだが、アァ…悲しきかな、それができない!

 そんなわけで、いついかなる時でも「おとぼけ」をしたくなってしまうのだ。もちろん、それはそれで余計な労力が発生する。文章だけではなく、例えば家のリフォームでも、あるいは他愛のない創作物でも、畑のレイアウトでも、小さな遊び心が時間と費用を奪うのだ。

 気がつけば、身体を休めることを目標にした休日はもう何十年もゼロ。いつも常に何かしらしていたい…ということは、もはや絵に描いたような「貧乏暇なし」人間そのもの。あえて救う必要もないけど、救いようがないネ。


〜〜〜〜 さらに一言ご挨拶(2025.5.22)〜〜〜〜

 ほとんどの家(一軒家)には窓がある。そして、窓があれば風が抜けるようにと反対側にも窓を用意するのが賢明と考えられている。さらには、トイレにも風呂にも小さな窓があるのが一般的…ということをある大工さんが話していた。

 でも、現実には大半の窓は「開かずの窓」化しており、ほぼ鍵がかかったまま。なのに外気との遮断は不完全だから、必ずレールは土埃で黒く汚れてしまう。汚れだけではない。窓があれば、タンスや食器棚といった背面のある家具が置けなくなるのだ。窓を無視して置くのなら、最初から窓がないほうがよい…。

 そんなことから、明確な目的と用途がない限りは、開閉窓ではなく密閉式の採光窓とするのが私の趣向だ。外気が必要ならば換気扇と換気口で流入させればよい。いうなれば壁好み人間だ。完成したばかりのミニ体育館の北側も、そんなポリシーに沿った外観となっている。

 理想的にはエアコンの室外機も天吊りとしたかったのだが、そのためには天板裏の補強という新たな出費が発生する。すべては費用との兼ね合いなので、ここは目をつぶって妥協。それでも、かなり開放感のある私好みの壁が広がっているのだ…ウシシ。

 この壁を利用してどうするか、それは設計前から建設業者さんに伝えてあり、そのために軒天もあえて広く確保しているのだ。もちろん、施工はすべてDIY。果たして、その目的とは…?

 こんな薪置き場のイメージ画を、ぼんやりと脳裏に描きながらミニ体育館が仕上がるのを待っていたということ。われ想う、ゆえに壁あり…なァ〜んてネ。すべては、夢の広がる壁あらばこそ叶う遠大な計画だったのである。