■ ご挨拶:第7回(1998年11月12日)■

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 本日のご来場、まことにありがとうございます。とうとう『おたすけ忍風伝』を発売する日がやってまいりました。お約束どおり、本日(11月12日)より出荷を開始いたします。
 本来ならば、これでユックリできるはずなのですが、実はこうしてホームページを書く暇もないほど忙しいのす。まるで、テレビで見かけたオープン前夜のレストランのあわただしさが、我が身に降りかかってきたかのような雰囲気です。
 そんなわけで、今回は「発売開始」というお知らせが唯一の新情報です。一段落しましたら、本格的に更新できると思います…が、それもいつになることやら現段階ではまったくわかりません。
 何はともあれ、新日本プログラミングではこの作品を通じて「一般ユーザーがゲーム制作を楽しめる」ようにしていくつもりです。ソフトハウスの枠に縛られずに孤軍奮闘する新日本プログラミングを、これからもどうぞ応援してくださるようお願い申し上げます。


〜〜〜〜 ちょっと一言ご挨拶(2010.1.15)〜〜〜〜

 よくこんなドン・キホーテみたいなことをやったよネ。無謀というか無鉄砲というか向こう見ずというか…我ながら自分らしいと思ってしまう。
 もっとも、ゲームを制作している間はとても充実していて楽しかった。どんなことでも、夢に向かって歩んでいるときは、その先の結末には関係なく希望と期待に満ちているもの。生きがいというのはそんなところにあるのだと思う。
 そういう意味では、この日までの道のりで『おたすけ忍風伝』に関する幸せは全部もらってしまったのかもしれない。だけど、たとえ仕事としては非効率的であっても、金銭的な成功だけが人生の成功というわけではないし、現在が未来へ続くプロセスと感じられていれば、そこには無上の幸せがある。
 そんなわけで、今日現在における夢…すなわち≪ロンダート〜バク転〜バク転〜バク宙≫という憧れの未来が、練習というプロセスの延長線上にあるかどうかに関係なく、主観的には幸せを味わっていることになるのだろう。マ、早い話が楽天的…なのでアリマス。