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[その97] 更新日:2024年5月14日


ようこそ

新日本プログラミング

人目の訪問者 殿

◆◆◆ ご挨拶 ◆◆◆

 本日のご来場、まことにありがとうございます。いろいろな文明の利器によって、世の中は日進月歩で便利になっていきます。それを事実として認めた上で、昭和時代のまったりしたノンビリ感が懐かしい…というより、逆に魅力的に感じることも少なくありません。

 昨年末に、3Gのガラケーがサービス終了になることから、止むを得ずに格安の1円スマホに乗り換えました。そもそも文化としてのSNSには興味がなく、携帯は≪無線電話+メール機能≫で少しも不便を感じていなかったのですが、時代がそれを許してくれなかったのです。こんなところにも、客観的な年齢を自覚してしまいます。

 もちろん、スマホを使いこなさないと職場や社会から遊離してしまう世代では、否応なしに流れに乗るしかないでしょう。ただ、大学に入るまで電話のない家庭で育った古い人間には、それが窮屈に感じられてしまうのです。元来「自由で気ままな時間」とは、通常の人間関係が遮断された孤独な空間にこそあるからです。

 子供のころ(←昭和30年代)…暗くて静かな夜は大人も子供も基本的には寝る時間です。仕事や他人とのコミュニケーションは、明るい昼間に限定するのが共通認識だったのです。それだけに、日中の喧騒は現在では考えられないほどエネルギッシュです。

 例えば、町の映画館では上映開始直前に大きなベルが鳴り響き、路線バスの出発車庫でもベルで発車を周囲に知らせます。汽車に至っては、ベルの後にポォーッと長い汽笛を鳴らし、まるで動き出した列車への飛び乗りを促しているかのようです。ベルを鳴らすことは、ある種「繁華街における賑わいの演出」だったのかもしれません。

 さらに、個人情報保護という規定や概念もなく、雑誌には住所氏名が記載された文通欄があり、著名人の自宅も隠すことなく公開されています。一般家庭では、夜以外は玄関も廊下も開けっ放しが当たり前。そんなアナログでユルユルのノ〜ンビリした世界…それが私の中の昭和です。

 …で、令和時代の自分はというと、常時不携帯の携帯には「電話もメールも滅多にない、たまに来るのはお知らせメール」という状況です。かつての忙しかった不夜城に灯はなく、早寝早起き+うたた寝ありで、いつも元気に野良仕事…ア〜コリャコリャ。これではまるで一人昭和そのものじゃありませんか…ネェ。

 それはそうと、前回の運転免許更新から3年が経過したので、またしても講習を受ける時期となりました。今回からは、75歳以上になるということで後期高齢者講習の前に、まずは認知症の検査から受けなければなりません。

 面倒…と思いつつ、実は同年齢の友人2人が軽度のアルツハイマーと診断されたこともあり、これは必要不可欠な検査であると思い知らされたりもしています。とはいえ、頭のほうは5〜6名の受験者の中では断トツのトップで検査を終了しました。うれしくもありませんけど…。

 別の日、前回とは異なる自動車教習所で行われた後期高齢者講習では、長いビデオを見せられてから簡単な実技テストです。これまた、難なく終えて若い教官から「お上手です」との評価です。内心は「オイオイ、こちとら自動車部出身で22歳でフル免許となった上に…」ですが、素直に「ありがとうございました」と労をねぎらいます。

 これでも、いちおうは知っているのです。世間には、経歴自慢、過去自慢、知識自慢、知り合い自慢、肩書き自慢、所有品自慢…等々、自慢話大好きのご老人がいっぱいいることを。すべからく「大切なのは自慢よりも活用」です。ここは、黙して語らず「無事故・無違反」を目指すだけ。そのためには、何はさて置き身体が衰えないようトレーニングあるのみ…ですネッ!


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